NO232.コミュニケーションレベルの段階と流れ今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、コミュニケーションレベルの段階と流れというテーマで札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。コミュニケーションレベルの段階と流れ『非継続的』なコミュニケーション『継続的』なコミュニケーション『発展的』なコミュニケーション『相互尊敬』、『相互信頼』のコミュニケーション『発展的』なコミュニケーション、『継続的』なコミュニケーション、『非継続的』なコミュニケーション、コミュニケーションレベルという言葉は、心理学用語ではありませんが、皆様方がコミュニケーション能力を高め、自分自身を分かりやすく分析していくために、札幌『カウンセリング こころの相談所』が作った造語になります。各コミュニケーションレベルの説明とコミュニケーションレベルを上げる方法『非継続的』なコミュニケーションコミュニケーションは存在してはいますが、『情報』コミュニケーションと『気分・感情』コミュニケーションの≪会話のラリー≫がとても短いのミュニケーションの【状況】、もしくは、コミュニケーションがほぼない【状況】です。『非継続的』なコミュニケーションのほとんどは、その場で終わってしまう『対人関係』であり、『コミュニケーション』です。『非継続的』なコミュニケーション(例)通学のバスが同じでお互いに顔だけは知っている『対人関係』同じマンションに住む住人同士が出会った時にあいさつする『コミュニケーション』電器屋さんで店員さんに探している商品がどこで売っているのかを聞く『コミュニケーション』など『非継続的』なコミュニケーション⇒『継続的』なコミュニケーションにする方法お互いの接点、会う機会、会える時間、相手の情報など、じっくりコミュニケーションできる【状況】になっていないと、『非継続的』なコミュニケーションの状態です。自分自身、いつも通りで、いつもの流れで接していても、相手の方から積極的に話しかけてくれない限り、『非継続的』なコミュニケーションの状態のままです。『継続的』なコミュニケーションに変えるのが一番労力や勇気がいると思いますが、まず、積極的で、思い切った【行動】をし、≪会話のラリー≫が長くできる【状況】に≪変化≫させる必要があるでしょう。『継続的』なコミュニケーション≪会話のラリー≫が長くできる継続されているコミュニケーションは全て『継続的』なコミュニケーションに当たります。【状況】を≪変化≫させる『発展的』なコミュニケーションをおこなわないと、『コミュニケーションの範囲』は広がらず、お互いの『尊敬度』、『信頼度』は上がらず、良くて現状維持の状態のままに留まります。≪変化≫がない『継続的』なコミュニケーションをずっと続けていると、場合によっては、≪変化≫がないことによって、『尊敬度』、『信頼度』は下がり、『コミュニケーションの範囲』が狭くなっていき、最悪、『断絶』してしまいます。『継続的』なコミュニケーションの中には、『情報』コミュニケーションばかりで、『気分・感情』コミュニケーションがほとんどなく、積極的な【行動】がないものもあります。『継続的』なコミュニケーション(例)思い切って、「友達になりたい」と伝え、友達として交流している『対人関係』このままでは同じマンションの知り合いができないと思い、マンションでやっている生け花教室に行くようになり、その教室でおこなわれる同じマンションの住人との『コミュニケーション』前に話をした電器屋さんの店員さんがとても詳しくて丁寧だったので、同じ店員さんに聞くようにしていたら、店員さんの方から話しかけてくれて、お得な情報を教えてくれるようになった双方向の『コミュニケーション』など『継続的』なコミュニケーション⇒『発展的』なコミュニケーションにする方法『コミュニケーションの範囲』を広げ、お互いの『尊敬度』、『信頼度』を上げていくのであれば、『情報』コミュニケーションだけではなく、『発展的』なコミュニケーションに切り換わっていくレベルの『気分・感情』コミュニケーションが必要になります。そのためには、*[返報性の原理]より、まず自分から相手に好意を伝え、相手に好意を持ってもらうことが必要です。また、【言葉】と【五感表現】だけで、好意、尊敬、信頼を伝えても、『コミュニケーションの範囲』は広がらず、お互いの『尊敬度』、『信頼度』は上がっていきません。なので、【行動】でも、好意、尊敬、信頼の心を伝えていき、相手に信じてもらって、相手の【感情】を動かしていきましょう。*[返報性の原理][返報性の原理]には、以下に示す、主に3つの種類があります。好意の返報性こちらが好意を見せることで、相手も好意を示してくれる敵意の返報性こちらが敵意を見せることで、相手も敵意を示してくる譲歩の返報性こちらが譲歩することで、相手も譲歩してくれる※コミュニケーションレベルを上げていくためには、好意の返報性と譲歩の返報性を使うことが有効な手段となります『発展的』なコミュニケーション『発展的』なコミュニケーションは、『継続的』なコミュニケーションに含まれるコミュニケーションですが、『情報』コミュニケーションと『気分・感情』コミュニケーションを積極的におこない、積極的な【行動】も続けていき、『コミュニケーションの範囲』を広げていき、お互いの『尊敬度』、『信頼度』を上げていく、【状況】を≪変化≫させていくコミュニケーションです。自分の知らなかったことに【気付く】、自分の知らなかった【思考】や【気分・感情】を【感じる】ことができ、自分の知らなかった【行動】も知ることができます。また、お互いの『尊敬度』、『信頼度』を上げていくので、苦言なども相手の【気分・感情】を害さず、伝えることができるようになっていきます。『発展的』なコミュニケーション(例)友達として付き合っていたが、ずっと好きだったので、告白する【行動】に出た生け花教室が終わる頃に、教室の外でも付き合える仲になりたかったので、「終わったら皆さんでご飯を食べに行きませんか?」と言う【行動】に出た電器屋さんの店員さんがいつもプロフェッショナルな仕事でとても接客が上手だったので、会社の社長をしていた私は彼に「うちの会社の営業課長になりませんか?」と言う【行動】に出たなど『発展的』なコミュニケーション⇒『相互尊敬』、『相互信頼』の関係にする方法発展的に『情報』コミュニケーションと『気分・感情』コミュニケーションを続け、『コミュニケーションの範囲』を広げいき、お互いの『尊敬度』、『信頼度』を上げていきます。それだけではなく、相手がどのような人を『尊敬』するのか、相手がどのような人を『信頼』するのかを十分把握し、相手の理想に近づいていくようにします。また、【言葉】だけで、好意、尊敬、信頼を伝えても、『コミュニケーションの範囲』は広がらず、お互いの『尊敬度』、『信頼度』は上がっていきません。【言葉】と【五感表現】や【行動】により『情報』コミュニケーションと『気分・感情』コミュニケーションをおこなっていき、相手の【感情】を動かしていけば、[返報性の原理]で『尊敬度』、『信頼度』は上がっていきますが、時には自分から相手に要求することも必要です。そうすれば、きっと、『相互尊敬』、『相互信頼』の関係になるでしょう。『相互尊敬』、『相互信頼』の関係お互いに『尊敬』し、『信頼』している関係なので、『情報』コミュニケーションと『気分・感情』コミュニケーションをおこなう『発展的』なコミュニケーションがいいつも自然におこなわれる関係です。なので、【状況】の≪変化≫にも十分対応できる状態で、このような関係が理想的な形です。自分の知らなかったことに【気付く】、自分の知らなかった【思考】や【気分・感情】を【感じる】ことができ、自分の知らなかった【行動】も知ることができ、『相互尊敬』、『相互信頼』の関係のため、相手のことも≪個性≫として受け入れることができます。『相互尊敬』、『相互信頼』の関係(例)彼女と付き合うことになったが、彼女は付き合った記念日を祝ってもらうとすごく喜ぶので、自分の気持ちを伝えることも含めて、毎年欠かさず、花束をプレゼントしている生け花教室の仲間とは、とても仲良くなり、一緒に買い物に行ったり、一緒に旅行に行ったり、気兼ねなく付き合っている電器屋さんの店員は私の誘いに乗り、営業課長になり、社長の私をうまく使い会社のためになることをしてくれていて、営業のことは彼を信頼し任せているなどコミュニケーションレベルの段階と流れのイメージ図コミュニケーションレベルの段階と流れのイメージ図を以下に示します。