NO124.聞き下手は相手を自閉的にし、聞き上手は相手を自立的にする-札幌カウンセリングこころの相談所 ブログ
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、聞き下手は相手を自閉的にし、聞き上手は相手を自立的にするというテーマです。今回は、話をよく聞かないことによるデメリットと聞き上手になることのメリットを札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。

NO124.聞き下手は相手を自閉的にし、聞き上手は相手を自立的にする

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO124

 

『アドラー心理学』は子育てだけではなく、人間関係全てにおいて有効であり、良い社会の構築に有効な手段であると、札幌『カウンセリング こころの相談所』は考えています。

 

今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログで、このテーマについては、分かりやすく子育てを例について説明したいと思います。

 

悪い例

ある家の息子さんが、お父さんに「友達にいじめられた」と言って、泣いて帰ってきました。
お父さんは、「男らしくないぞ、やられたら、やり返してこい」と言って、息子さんの話をよく聞きませんでした。
そして、お父さんは、翌日、いじめた友達の家に行って、その子どもの親に文句を言いに行きました。

 

その結果、息子さんは、お父さんに何か言ったら大ごとになると思い、「パパには言えないや」と思ってしまいます。

 

悪い例のデメリット

  • 子どもの解決力が育たない
  • 信頼関係を失う
  • 子供が自信を失う

 

良い例

息子さんが、お父さんに「友達にいじめられた」と言って、泣いて帰ってきました。
お父さん「そうか。どんな風にいじめられたの?」
息子さん「幼稚園のおもちゃをひとりじめするの。」
お父さん「そうか。その時、貸してって言ったの?」
息子さん「だって、怖いもん」
お父さん「それじゃあ。どうしたらいいかな?」
息子さん「・・・」
息子さん「今度、頑張って、貸してって言ってみる」

 

良い例のポイント

  • 子どもの話を十分に聴かないで頭ごなしに否定しない(人格否定せずのどう行動したらいいかをサポートし、子供に判断させる)
  • まずは子どもの気持ちに『共感』してから、『会話』をする
  • 『相談』しやすい雰囲気で、『援助的共同』で子ども自身に答えを出させ、『自立心』『自信』を養う

 

親子関係は『横の関係』で、子どもが親にいつでも本音で相談できる『子どものよき相談者』になることが重要!!
(※緊急時などは除く)

 

以上、今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログでした。

 

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