今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、人を注意する時におさえておきたいポイントについて札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話したいと思います。
相手を注意する時には、以下の3つのポイントがあります。
行動に対する指摘なら、本人も反省することができ、行動を改めることができる。
人格に対する否定は、非常に幅広い範囲のものとなり、本人がすぐに変えられるものではなく、存在自体を否定されたように思ってしまう。
『人格』を否定するのではなく、『相手の【行動】の改善方法』を提案しましょう!!
「なぜ、こんな失敗をしたんだ?」、「どうして、俺の言う通りにしなかったんだ?」と失敗した理由ばかりを追求しても何も解決しません。何故なら、人間は必ず何らかの『目的』や『意図』を持って行動するからです。
それを把握しないことには、問題を解決することはできません。
なので、「どのようにやろうと思ってたの?」とか、「そういう風にしたのは、どんな狙いがあったの?」などのように、相手の『目的』や『意図』を尋ねるようにしましょう!!
人は注意する時、つい「あなたは、・・・だよね」と主語を「あなた」の二人称で注意しがちです。
しかし、この発言は、自分基準で相手を決めつけた言い方となってしまいます。
そうならないようにするテクニックとして、『Iメッセージ』があります。
『I』とは、英語で「私は・・・」を指します。
主語を『I』に変え、「私は・・・と思います。」と言い方を変えるだけで、相手が不愉快に思わず、抵抗を少なくすることができます!!
例えば、「あなたは、せっかちだから、いつも失敗するのよ」と言われるとカチンときますよね。
これを『Iメッセージ』にし、「私は、あなたがあの時にもう少し落ち着いて状況を見ることができたら、良い結果が出てたと思うの」という言い方にしたら、相手も感情的にもならないですし、冷静に自分を見つめ直す気持ちになる可能性は高くなるでしょう。
是非、皆様、以上の『注意する時の3つのポイント』を日常生活で実践してみてください!!