NO148.アドラー心理学の5つの理論 3.全体論-札幌カウンセリングこころの相談所 心理カウンセリングと心理学 ブログ
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、アドラー心理学の5つの理論 3.全体論というテーマです。今回は、アドラー心理学の5つの理論の一つ、全体論を札幌『カウンセリング こころの相談所』がご説明します。

NO148.アドラー心理学の5つの理論 3.全体論

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO148

 

今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、アドラー心理学の5つの理論の『全体論』について札幌『カウンセリング こころの相談所』が説明していきたいと思います。

 

3.全体論

  • 人の心に矛盾はない
  • 理性や感情、心や体は全てつながったひとつのもの

例えば、「たばこはお金かかるし、健康に悪いしやめたいんだけど、やめられないんだよね」と言っている人がいるとします。

 

しかし、「やめられない」のではなく「やめたくない」。
⇒つまり、『意識的な欲求』にしろ、『無意識的な欲求』にしろ、「やめたい」欲求より「やめたくない」欲求が優っている。
⇒つまり、だから、『意識的』にしろ、『無意識的』にしろ、自分の一つの心の中で、『総合的』に『判断』し、「やめない」と『主体的』に『決断」しているのです。


人間の心の中には矛盾なく、一つの心全体で『主体的』に『決断」しているのです。
『全体論』とは、「人の心の中は矛盾対立する生き物ではなく、一人一人かけがえのない、分割不能な存在である」と捉える考え方です。

『全体論』は、『意識』と『無意識』、『理性』と『感情』は矛盾するものだと捉える他の心理学とは異なる発想。
『全体論』は、『意識』と『無意識』、『理性』と『感情』といった矛盾していると思えるものも、全体的につながっていて、人間は分割不可能なものと捉えます。

 

それでは、たばこの例で考えてみましょう。

 

『全体論』の例

「たばこはお金かかるし、健康に悪いしやめたいんだけど、やめられないんだよね」
  ↓
アドラー心理学では矛盾はないと考えるので・・・
  ↓

たばこを吸うデメリット

健康に悪い、お金がかかる

たばこを吸うメリット

ストレス発散になる、気分転換になる、長年の習慣だから変えたいとはあまり思わない
  ↓
自分の心全体で『判断』し、たばこを吸うことを選んでいる

 

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