前回の【心理カウンセリングと心理学】のブログで、子どもの『不適切な行動』をするケースについてお話をしました。
それでは、今回のブログは、子どもの『不適切な行動』を正す方法について、札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話をしていきたいと思います。
以下に、その方法を示します。
子どもの『不適切な行動』を正す方法
①その行動の前後関係をよく観察する
- 子どもが不適切な行動をした時、感情的にならず、冷静に対処する(単に『罰』を与えるようなことはしない)
- 目先の問題を解決することだけを考えない(『未来志向』、『一貫性』の考えが大事)
- 少し距離を置いて、冷静に子どもの行動を観察できるようにする
以下の点を振り返りましょう
- 「子どもはどんな状況でそのようなことをするのか?」
- 「自分は今までにどのような対応を取ってきたのか?」
- 「自分の対応の効果はどうだったか?」
- 自分が育てられてきた方法ではなく、対応の結果はどうだったかを考えましょう!!
②『不適切な行動』に注目せず見守る
- 不適切な行動にけがをする、けがをさせるなどの大きな問題がない場合は見守ることも必要(いちいち親が入り込んで、子どもの行動を止めていたら、子どもの行動を観察できない)
③『より良い適切な行動』を一緒に考える
- 強圧的な対応や命令口調にならないようにする
- まず、最初は、子どもの考えや気持ちをあたたかく受け入れる!!(とても大事な部分です!!)
- 子どもと一緒に具体的に考える(そうすることで、親と子は『横の関係』、『尊敬と信頼の関係』になり、親は子供の『よき相談者』となることができます。子どもは、まだまだ発展途上なのです、『理由』を知るためのサポートをしてあげるのが親の役目です!!)
- まずは、子どもの考えを聞いてから、親の考えを提案する(ただでさえ、大人は子どもよりもはるかに大きく、大人や親が思っている以上に、大人や親に恐怖を感じています。こうすることで、「自分の意見は聞いてもらえるんだ」という感覚を持ち、『安心』して、本心を話すことができます。)
- 親と子で、話しあって、実際にどうするかの判断は子どもに委ねる
④『適切な行動』をした時、『正の注目』を与える
- 子どもが少しでも『適切な行動』をしたら、『勇気づける』(子どもをよく観察し、『良い所探し』、それを子どもに伝える)
- 当たり前と思えることでも、『適切な行動』を見逃さなず、子どもに伝える
『良い所探し』、『正の注目』、『勇気づける』は『心のエネルギー』を育てる『心理学的子育て・教育』で重要な要素なので、どんどん行いましょう!!