今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、幼少期の記憶は『忘れた』わけではない!!『忘れた状態』になっているだけ!!というテーマです。今回は、子ども、人間は実は記憶したことを忘れてはいないということを札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。
次は、学童期(6歳から13歳位まで)についてのお話ですが、その前に触れておきたいことがあります。
ここまでの【心理カウンセリングと心理学】のブログで、乳児期、早期児童期、遊戯期とお話をさせていただきました。
乳児期、早期児童期は3歳以下のことなので、『意識的』に思い出そうとしても、殆ど思い出すことができないでしょう。
遊戯期においても、保育園、幼稚園の時のお話で、『意識的』に思い出そうとしても、思い出せない部分が結構あるかと思います。
普通の方は、「小さい時のことだから忘れたんだね」と言うと思います。
実は、心理学的な観点から言うと、これは正しい解釈ではないのです。
『忘れた』のではなく、『忘れた状態』なだけなのです。
人間の脳は、簡略的にいうと『意識』と『無意識』があります。
『無意識』の中には、人間が長い間生き抜いてきた『プログラム』があるわけです。
その『プログラム』が幼少期の頃の『記憶』や『人格』を『無意識』に押し込む『抑圧』ということをします。
この知識は、重要なものであり、また、これを元に話を展開して精神疾患やトラウマについての話をしたいと思います。
ただ、現段階で覚えておいて欲しいことは以下となります。
幼少期の記憶は『忘れた』わけではない!!『忘れた状態』になっているだけ!!
これを覚えておいていただければと札幌『カウンセリング こころの相談所』は思います。