NO222.非主張的コミュニケーション-札幌カウンセリングこころの相談所 心理カウンセリングと心理学 ブログ
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『非主張的』な『コミュニケーション』とはというテーマについて札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。

NO222.『非主張的』な『コミュニケーション』とは

札幌・東京 カウンセリング こころの相談所 ブログNO222

 

今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『非主張的』な『コミュニケーション』とは、どのようなものか、札幌『カウンセリング こころの相談所』が以下で説明していきます。

 

1.自分の『意見(思考)』、『気持ち(気分・感情)』、『事情(状況)』をはっきりと伝えることができない

①考えられる原因

勇気がない

自分の意見を言うと、「否定されたり、怒られるのではないか」という自信がない【思考】で、『不安』な【気分・感情】があり、「はっきりと伝えない方が自分にとって無難だ」という【思考】で勇気がなく、『何も言わない』などの【行動】を選択してしまう。

 

②起こりうるトラブル

最初、「否定されたり、怒られるのではないか」という【思考】で、『何も言わない』などの【行動】をしてしまったことで、後々、関係者に迷惑をかけてしまう結果となって、関係者にひどく叱られ、『申し訳ない』、『自責』、『みじめ』などのネガティブな【気分・感情】を得てしまう。

 

③改善方法

関係者がいるかどうかを考え、この情報は『伝えるべきことか』、『伝えても良いことか』、『伝えてはダメなことか』を【気分・感情】に飲まれずに、冷静に考えてみましょう。『伝えるべきこと』、『伝えても良いこと』なら、『勇気』を出して伝えてみましょう。もし、『非主張的』な『コミュニケーション』ばかりをおこなってきたのならば、同じようなパターンのことしか『実際に経験』していないことになります。『実際に経験』をしてみて、『想像』で判断する『コミュニケーション』から抜け出しましょう。

 

2.相手に自分のことを分かってもらえないような『コミュニケーション』

①考えられる原因

相手がいることなのに、自分の頭の中だけで結論を出している

相手の気持ちを察することも大切ではあるが、自分の意見や気持ち、事情を相手に伝えることは、「相手に迷惑をかけてしまうのではないか」と相手に聞いたわけではないのに「自分の中だけで処理した方が無難だから」という【思考】で、不安症のため、『安心』の【気分・感情】ばかりを求め、『安心できる』【行動】しかとらない。

 

②起こりうるトラブル

その場しのぎの対応で、いつまでも自分の『意見』、『気持ち』、『事情』などが伝わらず、相手にとっては分かりにくい人間となるため、相手に自分自身のことは分かってもらえず、ストレスがどんどん蓄積されていく。

 

③改善方法

ケースによりますが、相手の気持ちを察するだけでなく、自分の意見や気持ち、事情などを言葉にして伝えるという実際のアクションを起こし、そして、相手の気持ちや意見を言葉で聞きましょう。『コミュニケーション』だけで、人に迷惑をかけることはありません。『悪いコミュニケーション』と『コミュニケーションがないこと』が人に迷惑をかけるのです。

 

3.自分の意見や気持ち、事情を人に言わないことが『正しい我慢』だと思い込んでおり、周囲の人達への配慮だと思い込んでいる

①考えられる原因

過去の経験により『認知(クセ)』になっている

過去のつらい経験に怯え、過度の防衛反応が繰り返され、『認知(クセ)』になり、同じ反応パターンを繰り返してしまう。

 

②起こりうるトラブル

自分の信念(思い込み)から抜け出すことができず、他の【思考】や【行動】といった手段も使うことが出来ない状態。『我慢』をずっと続けていると、ストレスが蓄積され、心が病んできます。さらには、それが身体にも悪影響を及ぼす可能性があります。その『我慢』が『怒り』の【感情】になり、他者に攻撃をする可能性もあります。

 

③改善方法

『認知』を改善するのは、一般の方だけでは難しいので、プロの心理カウンセリングを受けることをお薦めします。人間には、『主張する権利』と『自由に生きる権利』があります。

 

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