今回のブログは、親は子どもの考えを受け入れ、『生産性』のある『欲求』を満たしてあげましょう!!というテーマで札幌『カウンセリング こころの相談所』がご説明いたします。
以下が、学齢期(6歳から13歳位まで)の子どもの特徴です。
①『客観的』、『論理的』、『理性的』に考える『大人の自我状態(A)』が、子どもの中に芽生え始める時期
②『生産性』の『欲求』があるため、『未来志向の視点』を持ち始める
③以上のようなことがありながらも、まだ『親に見捨てられること、親に愛されないこと=死』と『本能的』に捉える
④親の強い『批判的な親(CP)』からの言動は、子どもにとっては絶対であり、子どもの記憶にネガティブな印象を強く刻み込む!!
⑤まだ、『愛着』が必要な時期
⑥『外界との接触範囲』が広げたい『欲求』があるため、『比較』をおこなうようになる
⑦特にこの時期は、親の言ったことを頑なに守り続ける傾向にあります(子どもの心に根強く残り続ける信念となる)
この時期の達成されるべき課題(欲求)は『生産性』です。
『将来の目標(夢)』に向かい、『未来志向』で『創造的行動』をしていきます。
そうやって、『自主的』に『思考錯誤』し、『生産性』のある『積極的行動』を、積み重ねていくことで、『次の発達段階の活力』である『自信』を養っていけるのです。
この時期の達成されるべき課題(欲求)である『生産性』の逆、『発達の危機』は『劣等感』です。
例えば、『家庭環境』で考えていきましょう。
子どもが、『生産性』のある考えで、親に対し、『大人の自我状態(A)』で『客観的』、『論理的』、『理性的』に話しかけたとします。
それにも関わらず、親が、過度の『批判的な親の自我状態(CP)』で子どもの『子どもの自我状態』に向けて、上下関係により、力づくで、押さえつけたら、どうでしょう?
『恐怖』により、『積極性』や『生産性』のある行動はできず、『自信』を持てずに、『劣等感』を味わうでしょう。
また、親が、過度の『保護的な親の自我状態(NP)』で子どもの『子どもの自我状態』に向けて、過保護的に、子どもの『積極性』や『生産性』を奪ったら、どうでしょう?
『依存』するようになり、『積極性』に『生産性』のある行動はおこなおうとせず、 『自信』は養われていかないので、『劣等感』を感じるようになっていくでしょう。
余程の緊急事態がない限り、親は過度の『批判的な親の自我状態(CP)』、過度の『保護的な親の自我状態(NP)』を使ってはいけないのです!!
では、次回の【心理カウンセリングと心理学】のブログでは、他の起こりうるケースを考えていきましょう。