今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログから、コミュニケーションについてお話していきたいと思います。
今回は、アサーションについて札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。
アサーション(アサーティブ)とは、『自己表現の考え方と方法』のことです。
アサーション(アサーティブ)は、『コミュニケーション』を『心理』、『行動』、『対人関係』の視点から見直しをした『人間関係作りの方法』でもあります。
その目指すべき『目的』は、アルフレッド・アドラーが提唱した『自分が助けてもらいたいこと、助けてもらった方が良いことを他者から助けてもらえ、相手が助けてもらいたいこと、助けてあげた方が良いことを自分が助けてあげられる』といった『お互い様の関係』を築き上げられる感覚、『共同体感覚』を身に付けることだと思われます。
『コミュニケーション』では、『自分の意見や思い、助けて欲しいことをうまく他者に伝えられなくて、かなしい気持ちになること』や『つい感情的になり他者に言い過ぎて、お互いの関係がぎこちなくなること』などのようなことが起こる可能性があります。
アサーション(アサーティブ)では、前者を『非主張的』、後者を『攻撃的』と言います。
これらのその人それぞれの『対人コミュニケーション』における『反応』は、『認知(クセ)』になっている場合が多く、『対人関係』を悪化させる原因や『自分も他者も得することができる対人関係の構築』の妨げとなる原因となり、繰り返し、この『反応』は現れてしまうでしょう。
『非主張的』でもなく、『攻撃的』でもないものが、『良好なコミュニケーション方法』である『アサーション(アサーティブ)』になります。
つまり、『非主張的』や『攻撃的』につながる要素を把握し、改善することが必要となります。
『アサーション(アサーティブ)』な『コミュニケーション』とは、『自分の意見や思いを大切にし、相手を信じて、率直に伝えたり、頼ることができるコミュニケーション(主張的・被援助的)』であり、さらに『相手の意見や思いにしっかりと耳を傾け、肯定的に受け止めたり、相手の思いや気持ちを言葉がなくても五感で感じ取り、助けてあげられるコミュニケーション(肯定的・援助的)』が揃っているもののことです。
アサーション(アサーティブ)ができるようになるための3つの要素を以下に示します。