今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、やる気を起こすパブリック・コミットメントというテーマでお話いたします。
自分自身がやる気がでなかったり、または、会社の部下がやる気がない状態など、そういう時はあると思います。
こういう時に有効な方法として、「私は今月中にこの目標を達成します」と他者や大勢の前で目標を宣言する方法があります。
人は、何か行動を起こす時には目標を立てますが、自分一人だとつい怠けてしまいがちです。
しかし、自分の目標を自分の口から、他者や大勢の前で宣言してしまうと、宣言した本人は宣言した目標に向かって努力する確率が高くなります。
それは何故かと言いますと、自分が目標を宣言したことにより、それについて本人は責任を感じるようになり、目標を達成するための行動力が増すからです。
このような働きを『パブリック・コミットメント』と言います。
もし、あなたが、自分のやる気のない状態に悩んでいるなら、他者、できれば多くの人に目標を宣言しましょう!!
ただ、『パブリック・コミットメント』は、『自発性』が必要なものなので、他者に『パブリック・コミットメント』を提案する場合は、無理のないようにこうしょうしましょう。
しっかり『交渉』し、部下が『納得』し、『自発性』を持った上で、部下のやる気のなさに悩んでいるようなら、部下にチームの前で、目標を宣言してもらいましょう。
実際のカウンセリングでも、相談者様が何をやるべきか分かっても「やる気」になれず、実際に【行動】をしないということがよくあります。
それでは、カウンセリングの意味がないと考えます。
札幌『カウンセリング こころの相談所』では、相談者様が実際にやるべきことを「やる気」になって【行動】を起こしていけるよう、『パブリック・コミットメント』を活用しています。