今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『勇気づけ』とは?というテーマです。今回は、『勇気づけ』を説明するにあたり、『内発的動機付け』について札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。
前回の【心理カウンセリングと心理学】のブログで、『外発的動機付け』の『賞』の『ごほうび』についてお話しました。
デメリットばかりでしたよね。
『外発的動機づけ』とは、『ごほうび』や『ほめる』などの外から与えるもので『動機づけ』することなのです。
アドラー心理学の重要な手法である『勇気づけ』は、『内発的動機付け』と大体同じものと考えていいと思います。
では、『内発的動機づけ』とは、いったい何なのでしょう?
人間には、誰にでも、自分自身を自ら『動機づけ』し、やる気を出し、誰との関わりがなくても、行動をおこし、チャレンジする力が宿っています。
人の心には、好奇心や達成感、夢や貢献心など内から力が沸き上がってくる心を宿しています。
比喩を使うと、相手や自分の内側にある心に火を灯すような声かけや関わりで『自主的な動機づけ』をおこなうのが、『内発的動機づけ』となります。
『勇気づけ』は、『内発的動機づけ』ではあるのですが、『継続的な活力』を与えるのが、『勇気づけ』であると、ぼくは捉えています。
アドラーは、『勇気づけ』とは、『困難を克服する活力を与えること』と言っています。
『勇気づけられる人』になって、どんどん実践していけば、周りの人達も『勇気づけられる人』になっていくことでしょう。
そうすると、シナジー(相乗効果)が生まれ、世の中が、もっともっと良くなっていくのではないかと札幌『カウンセリング こころの相談所』は考えています。