今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、都会の人は本当に冷たいのか?というテーマです。今回は、どうして都会の人は冷たいと感じてしまうのか、札幌『カウンセリング こころの相談所』が、『過剰負荷環境』という理論を用いて、心理学的にご説明します。
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、都会の人は本当に冷たいのか?というテーマでお話していきたいと思います。
都会の人は地方の人よりも冷たいという話をよく聞きます。
しかし、実際はそんなことはなく、都会の人でも、地方の人でも冷たい人は冷たいのですが、何故そのように思われるのでしょうか?
一つには、情報量の差があります。
今では、テレビやインターネットで情報は入ってきますが、新しいものが作られたい、それが流行したりするのは都会であり、実質的に受け取る情報量の多さは圧倒的に都会の方が多いのです。
アメリカの心理学者スタンレー・ミルグラムは、このような情報が氾濫した環境を『過剰負荷環境』と呼びました。
人間にも、能力的にも、体力的にも、時間的にも限界があるため、この『過剰負荷環境』から情報を選択し、他は無視するという行動をおこしがちになるのです。
このように情報があふれている現代で、おのおのが情報をどのように選択し、何を大切にしていくのか求められる時代になったのではないかと札幌『カウンセリング こころの相談所』は考えます。