今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、徐々に『大人の自我』を取り入れていく小学生の時期というテーマです。学齢期の子育ては対応を間違えると、子どもの『傷つき体験』となる可能性があるため、札幌『カウンセリング こころの相談所』は注意が必要だと考えます。
前回の【心理カウンセリングと心理学】のブログで、学齢期(6歳から13歳位まで)の『心理学的子育て・教育』、達成すべき課題(欲求)についてお話いたしました。
この時期は、小学校に通うようになり、いろいろな外の家庭のことを知ることになります。
今まで当たり前だったものが、当たり前ではないことにも気づくようにもなります。
さらに、今まで主に関わる大人が親だけだったのが、先生や友達の両親など、多くの大人とも関わるようになり、『常識』や『ルール』などを知ることになります。
『常識』や『ルール』などに従うこと、または、『常識』や『ルール』などを活用し、予測可能な状態や公平な状態などを作ろうとし始めます。
そうしていくことで、『客観的』、『論理的』、『理性的』に考える『大人の自我状態(A)』が、子どもの中に芽生え始めるのが、この時期です。
今までなら、親の思った通りに子どもに言うことを聞かせたかったら、子どもはほぼ『子どもの自我状態』だけなので、「いいから、言うことを聞きなさい!!」と言えば、言うことを聞かせれましたが、この時期からはそうはいきません!!
いや、そういうことをすれば、それが『傷つき体験』となり、『発達の土台』にひびが入ります!!
次回のブログは、学齢期の親子のコミュニケーションについて、札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話していきたいと思います。