今回のブログは、『カウンセリング』の基本技術、『傾聴』というテーマです。傾聴では聞ではなく聴の字が使われます。これは相談者様の言葉だけを聞くのではなく、心理カウンセラーは、目と心を使い、声のトーンやしぐさなどより心の中の声を聴くカウンセリング技術だからです。
前回までの【心理カウンセリングと心理学】のブログで、カウンセリングとはどういうものなのか?、基本的にどのようにおこなわれるのか?、基本的にどのような効果があるのか?についてご理解いただけたのではないかと思われます。
来談者中心療法では傾聴という技術を使って、相談者様の心情を読み取りながら、言葉で表現されていないようなこともお聴きしていくことができます。
傾聴とは、相談者様の言葉だけを聞くのではなく、声のトーンやペースなどにも注目し、お顔の表情や身体的な動きなどを見て、相談者様の立場に立ち、相談者様が言葉で表現していない声についても感じ取るカウンセリング技術です。
心理カウンセラーはプロなので、傾聴という技術を高いレベルでおこなうことができるので、非常に効果の高いものであると言えます。
それでは、『心理カウンセリング』では、傾聴という技術だけを使用し、相談者様のお話をお聴きしていき、感情やお考えに共感して、問題解決のために相談者様の感情やお考えを整理していくことだけをおこなっていくのでしょうか?
それについては、次回のブログで、札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話をしていきたいと思います。