今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、超重要!!『自己効力感』というテーマでお話します。
いきなり難しい漢字を1日で500個覚えるとなると、やる気も出ないですし、相当難しいことでしょう。
しかし、それを細分化し、1日5づつなら覚えることができ、可能なので、それを継続して100日おこなえば目標を達成でき、達成感も得られるでしょう。
カナダの心理学者アルバート・バンデューラは、この自分にもできそうだと思える感覚を『自己効力感』と呼びました。
つまり、目の前にあるやることが、「自分にもできそうだ」という感覚により、『自分の可能性を信じられる状態』を作り上げ、次の目標に向かって行動するエネルギーを作り出すのです。
逆にいえば、目の前にあるやることが、「自分なんかには無理だ」という感覚になってしまえば、『自分の可能性を信じられない状態』を作り上げ、行動するエネルギーを作り出せず、でもやらなければならないという板挟み状態となってしまいます。
このような状態が続くことで、『うつ病』などの精神疾患を引き起こすのです。
そのための対策を2つ挙げます。
例えば、仕事で一生懸命頑張っているが、目標になかなか達することができず、悩んでいるとします。
そういう場合は、『シェイピング法』を使うといいでしょう。
この方法は、目標を細分化し、階段状の目標にして、無理なく少しづつ、達成していく方法です。
とても高い壁をいっきに乗り越えようとすると、なかなか乗り越えていくことができず、『自己効力感』はどんどん失われ、「自分はダメな人間なんだ」と思ってしまうかもしれません。
しかし、『シェイピング法』により、自分ができるようにように、『目標』を『細分化』し、『自己効力感』を維持しつつ、一つ一つ階段を上っていけば、『目標』も達成でき、『心身の健康』も『良好』に保つことができます。
もう一つ、オススメなのが、もし仕事で悩んでいるのであれば、仕事とは一切関係ないことで、『自己効力感』を得ることです。
つまり、プライベートでということになると思いますが、コツは、どんな小さなことでもよく、とにかく多く『自己効力感』を感じることです。
例えば、ご飯を残さず食べれた、街まで買い物に行けた、呼吸ができている等、本当に小さなことで良いのです。
『心身の健康』を維持する重要なポイントは、とにかく『自己効力感』を得続けることです!!
『自己効力感』は、札幌『カウンセリング こころの相談所』が実際の心理カウンセリングをおこなう場面でも、特に注意する要素の一つです。
よって、相談者様が『自己効力感』を普段から高めていけるようカウンセリングをおこなっていきます。