![札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO169]()
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、相手を説得する方法について札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。
相手を説得する時に、まず自分の言いたいことを言って、たたみかけるのは逆効果です。
人を説得するためには、まず相手への『共感』が必要となります。
以下の手順で、相手を説得するといいでしょう。
相手を説得する手順
- まず自分の知りたいことや言いたいことは抑える
- 『相手の関心』に注目する
- 相手の事情をしっかり聴きとる
- その後にこちらの言い分に相手を導く
では、以下に例を挙げますので考えてみましょう。
(例)相手「もうこのプロジェクトを降りたいんですけど・・・」
悪い例
①こちらの都合をすぐに言ってしまう
②相手を批判する
良い例
①相手の話を遮らず、十分に話を聴いてあげる
②理由を探る
③相手が相談してきた『目的』を推測する
- プロジェクトを降りたいと思った理由を聞いて欲しい
- 最近、つらいと思っている状態を分かって欲しい
- 自分の力では、このプロジェクトの役に立てないのではと思い、自分の評価を知りたかった
など
●推測した相手の『目的』から考え、相手が言って欲しいと思う言葉を伝える
「もう少し一緒に頑張っていこうよ。また、何かあったら、いつでも相談して。」
効果的な説得のプロセス
- 状況をつかむ(目標イメージを共有する)
- 共感する(相手の関心に興味を持つ)
- 説得する(無理強いせず、こちらの意図に相手を導く)