前々回、前回の【心理カウンセリングと心理学】のブログで、『怒り』は『二次感情』であり、その背景には「寂しい」、「つらい」、「悲しい」などの『一次感情』があることをお話してきました。
それでは、今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、それを踏まえ、『怒り』をコントロールする方法を考えていきたいと思います。
以下に、その方法を示します。
例えば、子どもがいつものように今日も寝坊して
「何度言ったら分かるの? もう知らないから!!」
と『怒り』をいつも表していたとします。
その場合は以下のようにしてみてはどうでしょう。
例えば・・・
場合によっては、ノートなどに書き出し、冷静に自分の『一次感情』をはっきりと把握するといいでしょう。
②で把握した自分の『一次感情』を冷静に相手に伝わるように言います。
(いつも怒って効果のないことを何度繰り返しても意味はありません)
(『一次感情』を伝える例)
「○○、いつも何時に起きて欲しいといっているから、もう起きて欲しいの。お母さんは○○のことが心配なの。大人になったら自分で起きなければいけないのよ。あと、お母さんも仕事をしているから、仕事の準備とかで忙しいから自分で起きてくれると助かるの。今までと同じようなことが続いたら、お母さん、とてもつらいの。お母さん何度も伝えてきたけど、伝え方が悪かったのかな。他のお母さんよりもうまくお母さんできていないのかな。どう言ったらいいか、お母さん分からなくて、悔しい。」
さあ、皆さん、見比べてみてどうでしょう。
『一次感情』を伝える方が効果があるような気がしませんか?
『二次感情』よりも『一次感情』の方が、『本音』の部分となります。
普段から、『本音』を言い合える『関係』と『環境』を作っていきましょう!!