今回のブログは、人間関係でもめてしまった時の対処法というテーマで、札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話いたします。
人は、人生の中で多少なりとも人間関係の悩みはあるものです。
どのような人でも、好きな人、普通の人、嫌いな人が、2:6:2、または、2:7:1といった割合で存在します。
嫌いな人は10%か20%は必ずいるのです。
人間関係で苦しいと思った時の対処法には、以下の4つがあります。
①重大な問題か些細な問題かに分けて捉える
②事実と意見を分けて捉える
③「最悪の事態はまずない」と開き直る
④怒りの感情をコントロールする
それでは、以下に人間関係で苦しいと思った時の4つの対処法について説明します。
●『重大な問題』=生きていく上で必要不可欠な問題
(生命、財産、身体に害を及ぼす要因など)
●『些細な問題』=生きる上でどうでもいいこと
些細な問題は世の中に多い問題であり、複雑であるため、悩み出すと深みにはまっていってしまいます。
また、些細な問題で怒り、それを表したり、それに対し何か行動すると争いが生まれ、争いはどんどん大きくなっていってしまいます。
『事実』と相手個人の『意見』を分けて捉える習慣をつけましょう。
以下の例で、『事実』と相手個人の『意見』を分けて考えてみましょう。
(例)
とにかく、冷静に、落ち着いて、感情的にならずに、自分や相手の中にあるものを『事実』と『意見』に分けることが大事!!
人間は何か問題があり、考え出してしまうと、考えが複雑に枝分かれしたり、どんどん細かく考えて、深みにはまってしまうことがよくあると思います。
例えば・・・
以上のような例は、ほとんどが、ただの『妄想』であり、『現実』に起きていないことです。
『妄想』は『妄想』にしかすぎません。
このような時は、『もっと大きな事態』で考えて、
どっちにしても、死ぬことはない!!
そのように考えましょう!!
相手に怒りをぶつけられると、思わずこちらも怒りで応戦したくなると思います。
そのようなときは、一呼吸してこう捉えましょう。
あなたが、怒りを返せば、相手はますます恐れを強め、あなたに反撃してきます。
そのような時は、こう対処しましょう。
「本当はどうしたいの?」、「それよりも得することは何?」という『目的』や『建設的な欲求』に『注目』する
人は怒った時、その感情をみさかいなくぶつけることが多いものです。
そして、その結果、争いに発展してしまいます。
怒りの感情が湧いた時は、「本当はどうしたいのか?」、「それよりも得することは何?」という『目的』に『注目』を切り替えることにより、冷静になり、論理的、客観的に考えることができるようになり、【建設的な行動】ができるようになります。
以上、今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログでした。