NO184.家族内で『連合』と『同盟』を作ると、負の連鎖が起こる-札幌カウンセリングこころの相談所 ブログ
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、家族内で『連合』と『同盟』を作ると、負の連鎖が起こるというテーマです。家族関係の中では提携ということがおこなわれる可能性があり、その提携にはどのようなものがあり、どのようなメリットやデメリットがあるか札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話します。

NO184.家族内で『連合』と『同盟』を作ると、負の連鎖が起こる

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO184

 

ここまでの【心理カウンセリングと心理学】のブログで、家族システムのお話をしてきました。

 

家族システムには、『提携』という概念があり、『提携』には、『連合』『同盟』というものがあります。

 

『連合』『同盟』についての札幌『カウンセリング こころの相談所』が以下のようにご説明します。

 

『提携』の種類

  • 『連合』第三者に対抗するために第二者が協力すること
  • 『同盟』二者が共通の目的のために協力することを指し、第三者との敵対関係は含まない

 

『連合』の(例)

アルコール依存症により家族に暴力を振るう父親に対して母子が連合する場合や、仕事で不在がちで家庭のことには一切無関心かつ無責任な父親に対して母子が『連合』する場合などがあります。

 

この場合だと、その『連合』により、父親のサブシステムと母子のサブシステムの『境界』非常に強固なものになります

 

『同盟』の(例)

例えば、子どもの希望も聞かずに、夫婦で『同盟』して、子どもを一流の小学校に入学させようとしていると、両親と子どもの間で強力な『境界』ができます。
そして、時が経ち、父親が仕事で忙しくなり、母親はさみしさから子どもとばかり接するようになると、父親と母子との間に強力な『境界』ができます。
そして、母親と子どもは協力して、子どもは超一流中学に入学します。
この状態を見た父親は、母親が子どもの自由を奪っているのではないかと文句を言うと、母子は『同盟』して、父親に対抗します。

 

子どもと母親は『共依存』の状態で、『境界』があいまいなため、子どもは自立的な行動ができなくなるでしょう

 

人生は、時の流れでいろいろと状況が変化していきます。
そのような中で、家族の中に一人も犠牲者を作らず、一つのシステムで意思疎通をして全員が協力していかなければいけないでしょう。

 

そのためには・・・

家族の中で『同盟』を作らないことが重要です!!

 

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