今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、家族システム論というテーマです。家族に問題行動を起こした人がいた場合、その人を責めただけでは、本当の意味での問題解決にはなりません。今回は、家族システム論を札幌『カウンセリング こころの相談所』がご説明します。
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログから、家族システム論についてご説明していきます。
心理学では、家族内で起きた問題を家族を1つのシステムとして取り扱い、問題解決の方法を見つけていく考え方があります。
これを家族システム論と言います。
システムというのは、各個人同士が相互に影響し合っており、ある変化は他の変化を促し、その結果としてシステム全体の変化を生じさせるものです。
なので、例えば、父、母、長男、次男の4人家族で、長男が暴走族になり、しょっちゅう警察のお世話になっているという目立った問題が発生していた場合、表面化した目立った問題を起こした長男だけにアプローチをしても、効果が低いばかりか、より悪化させる可能性があります。
家族はシステムなので、相互的な影響で長男が暴走族になるという表面化した目立った問題が現れたわけなので、システムとして家族全員の相互作用を確認していく必要があるのです。
特に、この手の問題は、善か悪かという考え方で良い方向に進まないことが多いでしょう。
もし、家族問題でお悩みの場合は、心理カウンセリングを利用するなど、専門家の力を借りるのが良いかと思います。
札幌『カウンセリング こころの相談所』は、家族の問題をカウンセリングする際に、この家族システムの理論を使用しています。