今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、人の能力を伸ばしたければ、相手に期待を示しましょうというテーマで札幌『カウンセリング こころの相談所』がお話しします。
家庭では子どもの教育、会社では部下の教育などで思うように相手の能力が伸びていかないことに悩んでいる人も多いでしょう。
そうなってくると、顔を合わせたら、ダメなことを指摘し、叱ってしまうようになることがよくあると思います。
しかし、それを続けていると、自己評価はどんどん下がり、モチベーションも持てなくなります。
終いには、表面的にだけよく見せたり、叱られないために嘘をつくようになっていきます。
そうなってしまっては、最悪です。
それであれば、『ピグマリオン効果』を利用した方が断然、効果的で、効率的だと思います。
『ピグマリオン効果』とは、相手に対し、そうなってもらいたい理想を相手に期待すると、自然とその理想に近づいてくというものです。
例えば、学校であれば、教師が成績の悪い子に対し、「お前才能があるんじゃないか?」、「これからが楽しみだな。」、「おお、すごい良い点数じゃないか。さすが!!」という風に期待を言葉や態度で示していくのです。
そうすると、子どもは「もっと認められたい!!」、「もっと褒められたい」という風に、先生に「認められたい!!」という『承認欲求』が強くなっていき、教師と関わっていない時でも、「先生に言われないでも、自分で勉強しよう!!」と『内発的動機づけ』するようになって、自ら勉強するようになります。
そうなると、いちいち先生が口を出さなくても、子どもは自分で勉強をするようになり、効率的です。
さらに、そのように期待を受け、育てられると、『自己肯定感』や『自己効力感』が高まり、自分の可能性を信じられるようになっていき、もっと上を目指そうと努力するようになります。
このように、
人の能力を伸ばしたければ、相手に期待を示すようにしましょう!!